この記事で分かること
・駐車場の見通しが悪くなる理由
・壁面固定と独立支柱式の違い
・実際の取り付け工事の様子
・設置前に確認したい安全上の注意点
駐車場から道路が見えにくい原因とは?
まずは、今回の現場の様子をご覧ください。

写真のように、駐車場の出入口付近にブロック塀があると、運転席から道路の左右を確認しにくくなることがあります。
特に気になるのが、歩行者や自転車の存在です。車を道路へ出して初めて相手が見えるような場所では、不安を感じますよね。
カーブミラーは、こうした直接見えにくい方向を確認するための補助設備です。
ただし、ミラーにも死角があります。設置後も、一時停止や目視による確認が大切なことは変わりません。
カーブミラーを取り付ける前に壁の状態を確認
カーブミラーを取り付ける際には、ミラーの大きさや位置だけでなく、何に固定するのかも大切です。

こちらは既存のブロック塀です。建物と駐車スペースの境界に沿って設けられています。
壁面取り付けでは、既存の構造物を利用できる場合がありますが、古い塀なら何でも固定できるわけではありません。

写真では、塀の上部にある部材を持ち上げた状態が確認できます。
このような箇所では、表面の見た目だけでなく、固定先の強度や下地の状態を考える必要があります。
カーブミラーは風の影響を受ける設備です。ブロック塀自体が不安定な場合は、壁への取り付けを避ける判断も必要になります。
施工方法①|既存のブロック塀を利用した壁面取り付け
まずは、壁面取り付けの施工例です。
今回の現場では、既存のブロック塀の上部に金具を取り付け、カーブミラーを設置しています。

写真では、金属製の金具でミラーを支持している様子がよく分かります。
壁面固定のメリットは、条件が合えば新しい支柱を立てずに施工できることです。
一方で、固定する壁や柱の強度、金具の適合性、風に対する安全性などを確認しなければなりません。
特にブロック塀は、内部の構造や劣化状況によって取り付けの可否が変わります。

こちらが壁面取り付け後の写真です。
オレンジ色のミラーが、ブロック塀の角に設置されました。
壁面への取り付けは、既存設備を活かせる点が魅力ですが、使える壁かどうかを確認してから施工することが大切です。
施工方法②|新しく支柱を立てる独立支柱式
続いて、もう一つの施工方法をご紹介します。
こちらは、地面に新しく支柱を設けてカーブミラーを取り付ける方法です。
① 支柱を立てる場所の掘削

写真では、側溝の近くに支柱を立てるための穴が設けられています。
独立支柱式では、設置位置だけでなく、地面の状態や埋設物、排水設備との位置関係にも注意が必要です。
② 支柱の設置

次に、掘削した箇所へ支柱を設置します。
支柱はミラー本体を支える重要な部分です。高さや向きを確認しながら、設置方法に合った固定を行う必要があります。
支柱の位置が悪いと、車の出し入れや歩行者の通行を妨げてしまう可能性もあります。
③ 支柱の根元を仕上げる
” alt=”カーブミラー独立支柱の根元をモルタルで仕上げた施工中の様子” />こちらは支柱の根元をモルタルで仕上げている様子です。
支柱式では、地面の中でどのように固定するかが大切です。必要な基礎の大きさや施工方法は、支柱・ミラーの仕様や現場条件によって変わります。
見えているモルタル部分だけで、地中の固定強度まで判断できるわけではありません。
④ 独立支柱式の設置後

こちらが支柱式のカーブミラーです。
壁面取り付けとは異なり、新しく立てた支柱にミラーを固定しています。
設置位置を検討しやすい方法ですが、基礎工事や支柱を立てるスペースが必要になるため、必ずしもすべての駐車場に適しているわけではありません。
壁面取り付けと独立支柱式、どちらを選べばいい?
「結局、うちの駐車場にはどちらがいいの?」と思われますよね。
判断する際には、主に次の点を確認します。
どちらが安いか、どちらが丈夫かを一律に決めることはできません。
取り付ける場所と、実際に確認したい方向に合った方法を選ぶことが大切です。
設置前に知っておきたい注意点
カーブミラーを設置する際に、忘れてはいけないことが二つあります。
一つ目は、ミラーがあっても死角はなくならないということです。ミラーに映る車や自転車は、実際より小さく見えたり、距離感が分かりにくかったりする場合があります。
二つ目は、設置場所の確認です。
自分の敷地内に設置する場合でも、隣地へのはみ出しや通行の妨げにならないかを確認しましょう。
また、公道上への支柱設置や道路上空への張り出しには、道路管理者の許可などが必要になる場合があります。個人の駐車場出口用として公道への設置が認められるとは限らないため、事前確認が必要です。
設置後も目視確認が基本です
カーブミラーは安全確認を補助する設備です。ミラーだけを頼りに発進せず、一時停止・徐行・目視確認を組み合わせて、安全に出庫してくださいね。
実際の施工事例もご覧ください
今回ご紹介した写真は、住まいの総合病院が東大阪市で行った工事のものです。
施工実績ページでは、現場の状況や工事内容をまとめていますので、こちらもぜひご覧ください。
必要な場所に、必要な方法で
住まいの総合病院では、何でも新しく取り付ければよいとは考えていません。
「まだ使えるところは使う。必要なところだけ直す。」という考え方を大切にしています。
カーブミラーの場合も同じです。既存の構造物を安全に利用できるのか、新しく支柱を立てた方がよいのか、現場に合わせて判断することが大切です。
また、植木の剪定などで見通しを改善できる場合もあります。必ずしもカーブミラーの設置だけが答えではありません。
「駐車場から道路が見えにくい」「どこにミラーを取り付ければいいか分からない」という方は、お気軽にご相談くださいね😊
カーブミラー設置・駐車場のお困りごとは
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