見えない水漏れが怖い!床下・壁内で起きる被害とは?
水漏れは住宅内に張り巡らされている水道管や排水管のつなぎ目などに不具合が生じて、水道水や排水が漏れることによって発生します。
そのため、水道管や排水管が通っている場所であれば、どこでも、水漏れが起きるリスクがあります。
この記事では、床下・壁内での水漏れの兆候や被害について解説します。
床下・壁内の水漏れが厄介な理由とは?

水道管や排水管は、壁の中、床下、天井裏などを通っていて、通常は見えない状態になっています。
見えない場所で水漏れが起きていると気づきにくいため、それだけでも厄介なことになります。
天井裏を回っている配管については、水漏れしていれば、天井にシミが生じたり、水が部屋の中に滴るため、比較的早めに気づきやすいです。
それに対して、壁の中、床下での水漏れは、水漏れしていても気づきにくいこともあります。
床下の配管からの水漏れは、床下を覗かない限り、気づくことはありません。
なにか異常に気づいたときには、既に被害が拡大してしまった後というケースも少なくないのです。
壁内の水漏れの原因は?

壁内の水漏れは、水道管や排水管の不具合や劣化が原因で発生します。
水道管や排水管からの水漏れと言うと、築年数が経った古い家で発生するものというイメージがあるかもしれません。
しかし、築年数が浅い家でも、水漏れの発生リスクはあります。
配管工事を行った際に配管に緩みがあったり、勾配不足だったり、最悪の場合は配管のつなぎ忘れがあったりといった施工不良が原因です。
また、築年数が経つにつれて、配管やパッキンが劣化するため、配管の亀裂、つなぎ目からの漏水が発生しやすくなります。
床下の水漏れの原因は?

床下の水漏れも、床下を回っている水道管や排水管の不具合や劣化が原因の一つです。
それ以外にも、様々な要因があるのでひとつひとつ見ていきましょう。
✅床下を回っている水道管や排水管の不具合や劣化
一階の床下部分には、水道管や排水管が多数敷設されていることが多いはずです。
一階には、台所、洗面所、お風呂、トイレなどの水回りが集中していることが多いと思います。
これらの配管は全て床下を通っていることがほとんどです。
その分、床下は水漏れのリスクが高くなります。
水道管については、水漏れリスクは少ないですが、排水管の方は、水だけ通すわけではないため、配管内部の劣化やつまりが発生しやすく、水漏れのリスクが高まります。
✅ベタ基礎の劣化による雨水の浸入
現在では多くの住宅は、床下の基礎がベタ基礎と言い、コンクリートで完全に固める造りになっています。
ベタ基礎は、床下に水が溜まりにくく、通気さえ保てれは乾燥した状態を保つことができ、建物の寿命を伸ばすことに貢献します。
しかし、経年劣化により、ベタ基礎にひび割れが生じるようになると、そのスキマから雨水が浸入し、水たまりができるようになることもあります。
✅地下水の噴出による水の浸入
敷地の地盤の状態によっては、地下水が噴出して、床下に水が浸入してしまうこともあります。
大地震のあとに液状化現象が生じるような地域の場合は、注意が必要です。
壁内の水漏れが建物に与える影響とは

壁内の水漏れは、壁の内部だけでなく、柱や土台にも影響を与える可能性があり、注意が必要です。
・木材の腐朽が生じる
壁内の水漏れに気づかずに、そのまま放置してしまうと、配管周辺の木材が常時濡れた状態になってしまいます。
こうなると、木材を腐らせる腐朽菌の活動が活発になってしまい、配管周辺の木材が腐ってしまいます。
建物の耐震性に影響する耐力壁の他、梁、柱などが脆くなってしまう恐れがあります。
そして何より注意すべきことが、土台の腐朽です。
壁内の水道管や排水管から漏れた水は最終的には、一番下の土台部分に流れていくため、土台を常時濡らしてしまう状態になります。
・シロアリを呼び寄せやすくなる
シロアリは、湿った状態の木材を好んで食害します。
土台が常時、濡れた状態になっていると、シロアリが寄り付きやすくなり、そこから食害が始まり、建物の上部へとシロアリの被害が広がってしまう恐れがあります。
木材の腐朽とシロアリの食害のダブルパンチにより、建物の耐久性が著しく低下してしまうわけです。
・カビが発生しやすくなる
壁内の水漏れによるもう一つの被害がカビの発生です。壁の内部でカビが発生しても、室内からは気づきにくいですが、カビ臭さを感じるようになります。
カビは、臭いだけでなく、様々な健康被害をもたらしてしまいます。
床下の水漏れが建物に与える影響とは
床下で水漏れしても、建物本体には影響がないのではないかと思う方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、実際には、床下の水漏れは、建物の耐久性に重大な影響を及ぼしてしまいます。
・床下が湿気る
建物の耐久性を保つためには、床下は乾燥した状態でなければなりません。
ベタ基礎であれば、床下部分が濡れた状態になっていないことが理想です。
水漏れにより少しでも濡れた状態になると、湿気やすくなります。
・カビの発生
水漏れにより床下が濡れた状態になると、多湿の状態になります。
更に夏場の高温と栄養の供給によりカビが発生しやすくなります。
床下の板材の裏側にカビが発生したり、湿気が室内に上がるほどだと、室内側でもカビが発生してしまいます。
・土台や床下の木材の腐朽
カビが発生しやすい環境になると、木材を腐らせる腐朽菌の活動も活発になります。
床下で腐朽菌が繁殖するとまっさきに影響を受けるのが、土台と床下の木材です。
土台は建物の基礎なのでこれが腐ってしまうと、建物の耐久性や耐震性が低下してしまいます。
また、床下の板材が腐朽すると、最悪の場合、床が抜けてしまうといった形の重大事故が発生してしまうこともあります。
シロアリが寄り付きやすくなる
腐朽菌が繁殖して、土台や床下の板材が腐り始めると、シロアリが寄り付きやすくなります。
腐朽菌の繁殖と相まって、土台や床下の食害が深刻化し、建物の耐久性や耐震性に大きな影響を与えてしまいます。
壁内の水漏れのサインとは?

壁内の水漏れは、できる限り早めに気づくことが大切です。
では、どのような兆候があれば、壁内での水漏れを疑うべきなのでしょうか。
✅クロス・壁の湿り気
配管が通っている場所のクロスや壁を触ってみて、湿り気を感じたり、冷たい感じがする場合は、水漏れが発生している可能性があります。
✅クロス・壁のシミ・変色
配管が通っている場所のクロスや壁にシミや変色が生じている場合も、長期間にわたり、水漏れが発生している可能性があります。
✅クロス・壁にカビが発生している
室内でのカビは様々な要因により発生しますが、壁内の水漏れが原因のこともあります。
室内が急にかび臭くなったり、湿気を感じるようになった場合は、壁内の水漏れの可能性も探りましょう。
✅床に湿り気や水分がある場合
壁付近の床が湿っていたり、水分がにじみ出ている場合は、壁内部で発生した水漏れの水分が床に伝わってにじみ出たものである可能性があります。
床下の水漏れのサインとは?

床下の水漏れは、発見が遅れがちですが、やはり、早めに気づかないと被害が拡大してしまうので注意が必要です。
✅床下から湿気を感じる
床下は、ベタ基礎で適切な通気口が設けられていれば、乾燥した状態になっているので、湿気は感じないはずです。
それでも、床下収納や床下点検口から湿気を感じる場合は、床下のどこかに水たまりができている可能性があります。
✅床下からカビの臭いがする
床下収納や床下点検口からカビの臭いを感じる場合は、床下の何処かでカビが発生している可能性があります。
カビは、水漏れなどによる湿気がないと発生しないので、やはり、床下での水漏れなどの異常があることのサインになります。
✅畳の裏や押し入れにカビが発生している
一階に畳や押し入れなどがある場合は、畳の裏や押し入れの床から、床下の異常を察することができます。
畳を剥がしたところ、裏側や板材にカビが発生していたり、押し入れからカビ臭がする場合です。
このような場合も、床下で水漏れが発生している可能性があります。
✅床が軋んだり沈む
フローリングの床でもきしみが増えたり、床が沈む状態になっている場合は、床の板材が湿気の影響を受けていたり、腐朽していることになります。
やはり、床下で水漏れが生じている可能性があるので点検が必要です。
水漏れの有無を確認するためには?
水漏れの有無は、上記のようなサインで気づくのではなく、より早い段階で気づくのが理想です。ではどのようにして水漏れの有無を確認すればよいのでしょうか。
水道メーターの「パイロット」をチェックする
水漏れの有無は、水道管については、比較的容易にチェックできます。
家中の水をすべて止めたうえで、水道メーターの「パイロット」と呼ばれる部分を確認します。
パイロットは家の中で水を出しているときだけ回るので、すべて止めているのに回っていたり、動きがある場合は、水漏れが発生しているサインになります。
水道の使用量がじわじわと上がっている場合は、早めにパイロットを点検すべきです。
床下を定期的に点検する
床下での水漏れはなかなか気づきにくいだけに厄介です。
やはり、水漏れの有無を確かめるための最善の方法は、床下を定期的に点検することです。
まとめ
床下・壁内での水漏れは気づきにくい上に建物に重大な被害を及ぼす可能性があるので注意が必要です。
水漏れが疑われる兆候がある場合は、早めに専門業者に点検や工事を依頼してください。
住まいの総合病院は兵庫県尼崎市で雨漏り修理、水漏れ修理、外壁塗装、屋根塗装など住宅にまつわる総合的な補修やリフォーム工事を手掛けている職人直営のお店です。
中間マージンが掛からず、本当に必要な費用だけで工事することができます。
床下・壁内での水漏れで悩んでいる方は、お気軽にご相談ください。すぐに対応させていただきます。



