尼崎市若王寺で散水調査を行いました。
雨漏りの原因は多岐にわたります。散水調査(無料)によって雨漏りの原因を特定します。
今回は4階建ての建物が雨漏りをするという事で、足場を設置して細かく調査していくこととなりました。
足場設置
実は雨漏り修理専門店などでも位置特定のみして工事する事が多いようですが、
私達の考えでは【どこから侵入したか】だけでは再発リスクが高いと考えてます。
【どこから侵入したか?】
【なぜ侵入する状態になったか?】
この2点が見えないと雨漏りの原因が分かった事にはならないです!
雨漏りしている場合は必ずどこかから雨水が家屋内部に侵入して来ているので、
侵入口はどこか?
⇒どこを経由しているのか?
⇒どこに落滴(雨漏り)しているのか?
を把握する必要があります。
そのための散水調査なのですが、、、
平屋建ての建物ならば、脚立や梯子で十分調査できるのですが、2階建て以上の高い建物は足場がないと調査自体が出来ません。
そこでお客様には十分なご説明をして、足場設置のご了承を頂いています。
散水調査は下から上へ
散水調査は、実際に雨がどう降るかを再現し、雨水がどこから侵入してくるか調査する方法です。
雨水の侵入口は、目だけで確認することはとても難しいです。
水量や水をかける時間や向き、強さを変えて様々な状況を想定して行うことで、雨漏りを再現できる点がメリットです。
また、雨水の侵入口は1つとは限らないので、複数あることも想定して調査が行われます。
修理自体を無駄にしないためにも、確実に散水調査をおこなう必要があり、時間がかかってしまうのは仕方のないことともいえます。
つまり、いきなり一番上から散水してしまうと、複数の雨水の侵入経路の確定が難しくなってくるので、下から確認していき、上へ上へと調査していく必要があるのです。
外壁からの雨漏りは気が付きにくいのが特徴です。
外壁から染み込んできた雨水は真っすぐ下方向に向かった落ちて行きます。
その際に透湿防水シート(2次防水)などが雨水遮るので
室内側の内装壁に雨が当たらずにシミなどが出来にくいのです。
雨漏り箇所を発見するためにサーモグラフィーを使っています。
散水調査をする際に、水によって温度変化が起こるため、赤外線カメラ(サーモグラフィー)を使用します。
表面温度差を見る事で雨漏り原因の予測をすることが出来ます。
雨漏り原因が確定するわけではないのですが、どちらかといえば、サーモグラフィーで予測して散水調査で確定させる順番になります。
更にマイクロスコープ診断
マイクロスコープで内部を確認することで、屋根裏・外壁内部の状態をモニター越しに確認する事ができます。
解体する範囲を最小限にとどめ、不必要な工事をしなくて済む事が可能です。
外壁のクラック(割れ目)を多数発見!
雨漏りの原因としてクラック(外壁の割れ目)がありますが、今回の現場はクラックが多数見つかりました。
これも足場を設置して、しっかりと目視できる状態にあることでしか、確認できない事です。
外壁のどんな部分から雨漏りしやすいのかについて簡単に紹介して行こうと思います。
サッシからの雨漏り
これはサッシまわりのコーキングなどが切れて雨漏りする事もありますが、
実際にはサッシ上部の外壁から侵入した雨水がサッシ上部で溜まり
2次防水が劣化・欠損して雨漏りしてしまうケースが多いです。
このケースの場合は散水調査を行いサッシまわりが原因なのか?
サッシ上部からの侵入が原因なのか?を確認する事をオススメしてます。
窯業サイディングの目地・たわみが原因の雨漏り
窯業サイディングの目地に打ってるコーキングが劣化して割れると雨水が侵入しますが、
これも通常は真下に水が降りて行くことでスグには雨漏りになりにくい症状です。
雨漏り調査を沢山行って来ている経験上で言えば、
横貼りサイディングのたわみによって上下の重なりが悪くなり
雨水が内部に入るケースが多いように感じます。
幕板からの雨漏り
外壁の1Fと2Fの間に幕板を入れているデザインの家では
幕板から雨漏りする事が結構あります。
これは1F壁材と2F壁材が異なるデザインの場合に継ぎ目を幕板で隠すケースが多い為、
その幕板の裏側は異なる壁材同士の隙間をシーリングで押さえてる事があるので、
シーリングが劣化すると雨漏りにつながるケースです。
外壁クラックからの雨漏り
これは外壁雨漏りの王道ともいえる状態ですが想像される以上に、
クラックから雨漏りするケースは少ないです。
クラックからの雨漏りだと決めつけずに散水調査を行い位置を確認する事をオススメします。
実は施工不良や構造不良が原因の雨漏りは意外に多いんです。
外壁の雨漏りについて様々な事を言って来ましたが、
実は施工不良や構造不良で雨漏りしている事が結構多くあります。
外壁の雨漏りについて色々と言って来ましたが一番大事な事は決めつけない事です。
すぐにコーキングを打とうとする業者や散水調査を行わない業者に雨漏り修理を依頼すると
何度も雨漏り修理を繰り返す事になりましので
必ず決めつけないで散水調査する業者に依頼して
雨漏り原因を見つけてもらう事こそが外壁の雨漏り修理を成功させる秘訣だと断言出来ます。
尼崎市周辺で外壁の雨漏り修理なら住まいの総合病院にお任せ下さい。
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経験豊富な雨漏り診断士が雨漏りの原因を調査して雨漏り修理を提案させて頂きます。