雨漏りによる天窓の交換工事を
行いました。
築100年近くの木造家屋の
屋根と屋根を天窓で繋げていたところが、今回雨漏りしだしたという事での
交換工事となりました。
交換前はワイヤーの入ったガラスの
天窓でしたが、今回は強度も強く
軽くて温度変化や紫外線にも強く、
劣化しにくいポリカーボネート板に
交換です。
ポリカ―ポネートとは?
ポリカーボネートとは、
熱可塑性樹脂の一種である
ポリカーボネート樹脂が原料の
プラスチック素材です。
耐衝撃性や耐久性、透明度に優れた
素材であることから、カメラレンズや
パーテーション、高速道路の透光板、
車のヘッドランプなどに
活用されています。
紫外線に強いうえに、
-40℃~125℃までの温度に
耐えられるため、屋根や看板などの
屋外利用にも最適な素材です。
特徴として
耐衝撃性
ポリカーボネートは衝撃に強く、
非常に割れにくいという特性があります。
その強度はアクリル板の30倍と
言われており、プラスチック素材の中でも最高クラスです。
燃焼性
ポリカーボネートは、着火しても
燃え広がらずに自然に消火できる、
自己消火性を備えています。
雨漏りによる天窓交換工事
![下地つくり1](https://sumainosougoubyouinn.com/wp-content/uploads/2024/01/1705622765003.jpg)
元あった天窓を撤去するために、
かぶさっている瓦を取り除きます。
また雨漏り箇所の復旧をしていきます。
![下地つくり2](https://sumainosougoubyouinn.com/wp-content/uploads/2024/01/1705622765269.jpg)
瓦をめくったところ、下地の上にある
防水シートが破損していました。
![下地つくり3](https://sumainosougoubyouinn.com/wp-content/uploads/2024/01/1705622765606.jpg)
屋根の工事という事もあり、
ごみやほこりが部屋に落ちないように、
一旦板で天窓部分を塞いでしまいます。
![下地つくり4](https://sumainosougoubyouinn.com/wp-content/uploads/2024/01/1705622765686.jpg)
防水シートを張り替えて、防水処理を
施していきます。
![雨漏りによる天窓の交換工事2](https://sumainosougoubyouinn.com/wp-content/uploads/2024/01/1705622765755.jpg)
防水シートの上から、さらにブリキの板でシートを保護して、瓦を戻していきます。
![雨漏りによる天窓の交換工事3](https://sumainosougoubyouinn.com/wp-content/uploads/2024/01/1705622938653.jpg)
下地の枠の上にポリカ―ポネートの
平板を枠の大きさにカットして、
設置していきます。
![雨漏りによる天窓の交換工事4](https://sumainosougoubyouinn.com/wp-content/uploads/2024/01/1705622939162.jpg)
家側に貼っておいた養生用の板を
外しました。
雨漏りによる天窓の交換工事の終了です。
![雨漏りによる天窓の交換工事](https://sumainosougoubyouinn.com/wp-content/uploads/2024/01/1705622939290.jpg)
今回のポリカ―ポネートの平板は
すりガラス長のもの。
採光も十分に取れています。
屋根の雨漏り原因には大きく分けて3つあります。
①経年劣化による雨漏り
屋根は雨・雪・紫外線などに
一番さらされる部分の為に
年月と共に屋根材は劣化して行きます。
劣化を放置するとワレ・ズレなどが
発生して雨漏り原因になる事があります。
(土葺き瓦屋根の場合には葺き土の痩せも瓦ズレの原因になります。)
②台風(災害)による雨漏り
台風や強風・大雪などが原因の
屋根の雨漏りでは瓦が飛ばされたり
割れたりしてます。
経年劣化との違いは割れ口が違うので
すぐに判断出来ます。
火災保険を使えるのもこのケースです。
③施工不良よる雨漏り
この雨漏りが一番厄介な事が多いです。
構造的な事が問題な場合は構造変更が
必要なので工事が大がかりに
なりやすいです。
雨漏り原因も発見しにくい場合が多いので雨漏り診断に少し時間がかかる場合が
多いです。
雨漏り原因によって保険が使える場合が
ありますので気軽に御相談下さい!
住まいの総合病院では
経験豊富な雨漏り診断士や
1級塗装技能士などが状況を確認して、
「まだ必要ない。」
「そろそろ考えておいた方が良い」
「早く手を入れた方が良い」など、
状態に応じた提案をさせて頂きます。