【緊急】蛇口からの水漏れに要注意!放置が招く住宅トラブルとは?
蛇口からの水漏れを放置すると、水道料金が高くなるだけでなく、水たまりになった部分の床材が傷んだり、カビの発生、シロアリを寄せ付けてしまうなど、様々なトラブルにつながるリスクがあります。
蛇口からの水漏れによる住宅トラブルや修理方法について解説します。
蛇口からの水漏れを放置した場合のリスク
蛇口からの水漏れでも水滴が滴る程度なら問題ないと思っていませんか?
しかし、水滴が滴る程度の水漏れでも放置した場合は様々なリスクがあります。
・水道料金が上がる
水漏れを放置した場合、水道料金が上がってしまう可能性が高いです。
たとえ、ぽつぽつと水滴が滴る程度でも水道メーターは回ります。水滴でも放置すれば、水道料金が無駄に値上がりしてしまいます。
ぽつぽつと水滴が滴る程度でも一日で約30リットルの水が流れてしまいます。1か月では900リットルもの水量になり、水道料金としては200円ほど高くなります。
水道料金は毎月チェックして、特に使用頻度が変わっていないのに料金がじわじわと上がっている場合は、水漏れを疑ってください。
・水たまりができ、床材などが傷む
ぽつぽつと水滴が滴る程度でも、床に滴り続けたら、水たまりになってしまいます。
放置し続ければ、床材に水が染み込み続けて、床にシミができてしまいますし、下の階で雨漏りのような状態になってしまいます。
例えば、2階の水漏れを放置した場合は、2階の床だけでなく、1階の天井にも水染みが生じてしまいます。
長期間水を吸い続けた木材等は、腐ってしまいますし、石膏ボードでも簡単に砕けてしまいます。クロスも剥がれてしまいます。
水漏れを放置したために、床、壁、天井などのリフォームが必要になってしまい、多額の費用が必要になってしまうのです。
・カビが発生しやすくなる
水漏れによって常時水たまりができる状態になると、室内の湿度が上がります。
その結果、カビが発生しやすくなってしまいます。
水たまりになっている場所だけでなく、床、壁、天井や家具の裏側などでカビが発生していることもあります。
カビが発生すると室内が黴臭くなるだけでなく、アレルギーなどの健康被害を引き起こす可能性もあります。
いったん発生してしまったカビは除去することが容易ではないため、カビを発生させないことが大切です。
・シロアリを寄せ付けてしまう
シロアリは、木造住宅の柱や梁、土台などの重要部分を食い荒らしてしまうため、寄せ付けないことが大切です。そのためには、薬剤などを利用する方法もありますが、対策としてもっとも効果があるのは乾燥した状態を保つことです。
水漏れによって、床に水たまりができると、その床下だけでなく、隙間にしみ込んで柱や梁、土台などを濡らしてしまうこともあります。
すると、柱や梁、土台などが湿った状態になってしまい、シロアリを寄せ付けてしまう危険性が高まります。
・漏電につながる危険がある
水漏れによって、床に水たまりができるだけでなく、壁の内部に水が染み込むと、壁や天井の内部に回されている電気配線も濡れてしまう可能性があります。電気配線自体はビニール樹脂に覆われていますが、コンセントの部分などでは完全に密封されているわけではなく、濡れてしまうと漏電が発生してしまう恐れがあります。
・集合住宅の場合は下の階に迷惑をかけてしまうこともある
床に水が滴る程度でも放置した場合は、下層部にしみ込んでしまいます。
集合住宅の場合は、下の階の天井に染みが生じたり、クロスが剥がれたりといった影響が出てしまうこともあります。このような場合は、上の階の住人が損害を賠償しなければならない事態にもなりかねません。
水漏れしているかどうか確認する方法
水漏れしているかどうかは、水道メーターをチェックすることで調べることができます。
まず、家全体で水を出していないことを確認した上で、水道メーターのふたを開けます。
そして、パイロットと呼ばれる部分を見てみましょう。
パイロットは水が流れていれば、時計回りに回転しています。家のどこでも水を使っていないのにパイロットの部分が動いている場合は、どこかで水が漏れていることが分かります。
蛇口から水が少し垂れる程度でも回転するので、わずかな水漏れでも察知することができます。
水漏れしている場合の応急措置
水漏れしている場合は、止水栓を閉めることが基本です。具体的にどの部分の止水栓を閉めればよいのか解説します。
・蛇口からの水漏れの場合
水漏れしている場合は、水漏れしている部分をふさがない限り直りません。
蛇口からの水漏れであれば、蛇口直下に付いている止水栓を閉めることによってひとまず水漏れを止めることができます。
水を使う時は、止水栓を開けて、蛇口を開くことになるため、手間が掛かりますが、すぐに直せない場合の応急措置としては有効です。
止水栓には、アングル型、ストレート型、ハンドル型の3タイプがあります。
アングル型、ストレート型の場合は、マイナスドライバーを差し込んでひねる必要があります。
それに対して、ハンドル型の場合は、ひねるだけでよいのですぐに閉めることができます。
・パイプからの水漏れの場合
蛇口ではなく、水道パイプのどこかで水漏れしている場合は、蛇口直下に付いている止水栓を閉めただけでは水漏れは止まりません。
この場合は、水道メーターのすぐそばにある止水栓(元栓)を閉めるしかありません。
この止水栓(元栓)を閉めることによって、建物内全体への水の配水が止まるため、水道メーターも止まります。
蛇口はなぜ、水漏れしやすいのか?
水漏れは、水道パイプよりも蛇口から発生することが多いです。
蛇口の栓は水を使う度に開け閉めしているため、劣化しやすいからです。
蛇口の栓の中には、パッキンというゴム状の部品があり、これによって栓を閉めた時に水が漏れることを防いでいます。
ゴムは経年劣化するので、定期的に交換しないと、水漏れが発生しやすくなります。
また、パイプのつなぎ目にもパッキンがあり、この部分も劣化していると水漏れにつながります。
蛇口で水漏れが発生する箇所とその修理方法は?
蛇口で水漏れが発生する箇所は次のような箇所です。
- パイプの先
- ハンドル(栓)の根本
- パイプの根本
- 水栓と壁の間
- シングルレバー混合水栓のパイプの先
それぞれどのような原因で水漏れになっているのか? その場合の対処方法について解説します。
・パイプの先からの水漏れの場合
パイプの先からの水漏れは、ハンドル(栓)の内部にあるコマパッキン(ケレップ)が劣化していることが原因で発生します。
コマパッキン(ケレップ)は、金属とゴムのパッキンで構成されていますが、傷んでいるのはゴムのパッキンの部分というケースが多いです。
そのため、ゴムのパッキンを交換すれば、パイプの先からの水漏れが止まります。
ただ、状態によっては、すべて交換した方がよいこともあります。
・ハンドル(栓)の根本からの水漏れの場合
ハンドル(栓)の根本からの水漏れは、ハンドル(栓)の内部にある三角パッキンの劣化が原因です。
ハンドル(栓)の擦れる部分に付いているので、その部分だけ交換すれば、水漏れは止まります。
ただ、交換するなら、三角パッキンだけでなく、コマパッキン(ケレップ)も一緒に交換した方が交換頻度が少なくなるのでコストパフォーマンスが良いでしょう。
・パイプの根本からの水漏れの場合
パイプの根本からの水漏れの場合は、パイプの内部にあるUパッキンの劣化が原因です。
パイプをいったん外して、Uパッキンを交換すれば、水漏れは止まります。
・水栓と壁の間からの水漏れの場合
水栓と壁の間からの水漏れの場合は、水栓と壁内部の配管をつなぐ部分のシールテープが劣化していることが原因です。
水栓の本体すべてを外して、シールテープを巻きなおす必要があります。
水栓の本体を外すには、水栓レンチと呼ばれる特殊な工具が必要になるので、難易度が高いです。
・シングルレバー混合水栓のパイプの先
シングルレバー混合水栓のパイプの先からの水漏れの場合は、水栓の内部にあるカートリッジと呼ばれる部品が劣化していることが原因なので、これを交換すれば、水漏れは止まります。
カートリッジの交換自体は簡単ですが、シングルレバー混合水栓を解体する工程がややこしいため、やや難易度が高いかもしれません。
蛇口の水漏れは自分で直せるのか?
蛇口の水漏れは自分で直すことは可能です。工事を行うのに特別な資格は必要ありません。
ただ、ハンドル(栓)を外すには、モンキーレンチが必要ですし、水栓レンチが必要になることもあります。
また、慣れていないと、ナットの部分を傷つけてしまい、見た目が悪くなってしまうこともあります。
水栓の内部は細かい部品がありますし、取付手順を間違えると、水漏れが止まるどころか、却って水漏れしやすくなるリスクもあります。
そのため、プロに依頼して修理してもらうのが最も安全で確実です。
まとめ
住まいの総合病院は、兵庫県尼崎市で雨漏り修理、水漏れ修理、外壁塗装、屋根塗装工事などの住宅にまつわる総合的な補修やリフォームの工事を手掛ける職人直営のお店です。
中間マージンが掛からないので、本当に住宅のリフォームに必要な費用だけで工事を行うことができます。
蛇口からの水漏れの場合は、放置してしまうと、水道料金が高くなるなど様々なリスクがあるため、迅速に対応させていただいております。お住まいの水漏れに関してお悩みの方は、お気軽にご相談ください。