【要注意】尼崎市でもよく目にする天窓・出窓は雨漏りの原因になりやすい？

2023.03.31

お住いのご住宅にて天窓や出窓などを取り付けているご家庭も多いのではないでしょうか。
これらがあると、太陽の光がご家庭を照らし、明るくにぎやかな場面を想像することが出来ます。

しかし、実は天窓や出窓には雨漏りの危険性が潜んでいるのです。
今回、天窓から雨漏りしているとお客様から緊急のご連絡をいただきましたので、そちらの事例とともに天窓、出窓に潜む危険性を解説してまいります。

なぜ、天窓・出窓は雨漏りの原因になりやすい？

天窓は屋根の瓦や板よりも高く突き出ていますので、紫外線や雨風など気候の影響も強く受けます。ガラスと枠の間、枠と屋根の間など雨水が侵入しやすい箇所が数多くございますので、雨漏りの危険性が高くなってしまいます。
つまり、天窓は雨漏りする可能性の高い窓。もちろん、メーカーの高い技術がそそぎこまれ、近年進化が進んておりますが、やはり雨漏りしやすい窓であることに変わりはありません。
未然に雨漏りを防ぐために、天窓を施工する際にコーキングという樹脂製のものを充填いたします。こちらは、天窓のわずかな隙間さえも塞ぐために行うのですが、寿命が凡そ10年ほどと言われております。
コーキングが切れてしまうとかなり雨漏りの危険性が高まりますので、定期的な点検が必要になります。

その他にも住宅を建てる際やリフォーム時の施工不良の場合もございますので、業者選びも重要なポイントになります。

実際の施工現場

まず現場に到着すると、サーモグラフィーで凡その場所を突き止めます。この時点では部屋の内側からしか調査ができない状況ですので、屋根に上がり更に散水して確実に雨漏りの場所と原因を突き止める必要がございます。

今回の現場は、屋根に安全に上がり、確実に雨漏りの原因を突き止めるために足場を組む必要があると判断したため、お客様にその旨をご相談をする必要がございました。

足場を組んで本格的に調査

足場代は別途いただいておりますが、きちっと調査をして原因を突き止めるためには必ず必要です。そしてそのまま工事となれば足場代は一度で済むので、結果お安く済ませることが出来るのです。

お客様にご了承を得て後日、本格的に調査いたしました。
屋根に上がりホースで天窓付近に散水し、どのあたりから雨漏りしているかを確認すると、、

天窓下部の両方の角あたりから、雨漏りしていることがわかりました。

調査の結果、いくつかの問題点が見つかりましたが、お客様にきちんとご説明をし、後日工事を行うことになりました。
雨漏りを放置しておくと、クロスや壁紙など内装へのダメージも大きくなる可能性があり、そうなると雨漏り修理のほかに内装工事まで行いことになり、工事費用が高騰してしまいますので、雨漏り修理は早めに行うことをお勧めしております。