ゲリラ豪雨で雨漏り急増?異常気象に備えるべきこと

ゲリラ豪雨で雨漏り急増?異常気象に備えるべきこと

 

ゲリラ豪雨などにより、住宅内で雨漏り被害が生じてしまうケースが増えています。

普段の雨では、雨漏りしない場合でも、ゲリラ豪雨の時だけ雨漏りが生じることもあります。

多くの場合、屋根、外壁、ベランダ、サッシ周り、雨どいや排水溝などに、不具合や劣化症状が生じているので、速やかに修理を行うことが大切です。

ゲリラ豪雨で雨漏りが生じる原因や、異常気象に備えて、今やるべきことを解説します。

 

ゲリラ豪雨による雨漏り被害が急増中

 

最近では、線状降水帯の発生などによるゲリラ豪雨が多発しています。

ゲリラ豪雨に見舞われてしまうと、普通の雨なら、雨漏りしないはずなのに、大変な雨漏り被害が生じてしまうことがあります。

勢いよく雨が降るだけに、室内でも蛇口を閉め忘れたかのような勢いで水滴が垂れてくることもあります。

 

ゲリラ豪雨による雨漏りが生じる原因

 

ゲリラ豪雨による雨漏りが生じる原因は、主に次の5つです。

 

  • 屋根にずれなどが生じている
  • 外壁にひび割れなどがある
  • ベランダにひび割れなどがある
  • サッシ周りにひび割れなどがある
  • 雨どいや排水溝が詰まっている

 

一つ一つ解説します。

 

・屋根にずれなどが生じている

 

屋根の瓦やスレートなどにズレ、割れ、反りといった劣化症状がある場合です。

ズレ、割れ、反りなどがあるとその隙間から雨水が侵入してしまいます。それでも、その下には、防水シートがあるため、普通の雨なら、雨漏りにつながらないかもしれませんが、ゲリラ豪雨の場合は、防水シートだけでは耐えられず、雨漏りしてしまうことがあります。

また、棟板金や谷板金などの部分が錆びたり、穴が開いていて、その隙間から雨水が染み込んでいることもあります。

 

・外壁にひび割れなどがある

 

外壁にひび割れがある場合も雨漏りの原因になります。

外壁素材のひび割れ、欠け等のほか、コーキング(シーリング)にひび割れがある場合も同じです。

外壁に当たった雨が外壁を滴り落ちる途中でそのひび割れ部分にしみ込んでしまったり、横殴りの雨の場合は、直接そのひび割れから雨水が浸入してしまいます。

特に、ゲリラ豪雨の場合は、ひび割れ部分にシャワーを当てているようなものですから、大量の雨水が浸入してしまいます。

 

・ベランダにひび割れなどがある

 

ベランダも雨漏りの原因箇所がたくさんあります。外壁のほか、ベランダの床の防水層、排水溝、ベランダの外側の壁である腰壁、その上の部分の笠木などです。

外壁は、普段は屋根などがあって雨が当たらない場合でも、横殴りの雨の時は、雨水が当たります。ひび割れがあれば雨水が染み込みます。

ベランダの床の防水層も劣化などでひび割れが生じていれば、雨水が染み込みます。排水溝も、劣化してひび割れが生じていれば、雨漏りにつながりますし、うまく排水できず水たまりになっている場合も、雨漏りにつながります。

腰壁も外壁と同じようにひび割れがある場合は、雨漏りにつながってしまいます。

笠木はアルミなどの金属でできていることが多いですが、接続部分のコーキング(シーリング)が劣化していてその隙間から雨水が浸透することが多いです。

 

・サッシ周りにひび割れなどがある

 

サッシ周りは、ひび割れが発生しやすい箇所です。モルタル外壁などでは、特にひび割れが発生しやすいです。

また、サッシと外壁の境目のコーキング(シーリング)部分が劣化していて気づかないこともあります。

ゲリラ豪雨の場合は、その隙間から雨水が流れ込んで、特に、窓周りが水浸しになるといった雨漏り被害が生じます。

 

・雨どいや排水溝が詰まっている

 

雨どいや排水溝が詰まっている場合、排水が追い付かず、溜まった雨水が屋根や外壁に逆流してしまい、雨漏りにつながることがあります。

枯れ葉やゴミが詰まっている場合は、それらを取り除くなどの掃除を行うことが大切です。

 

ゲリラ豪雨による雨漏り被害を防ぐための対策

 

ゲリラ豪雨による雨漏り被害を防ぐためには、屋根、外壁、ベランダ、サッシ周り、雨どいや排水溝の劣化部分を修理しておくことが大切です。

それぞれどのような修理を行えばよいのか解説します。

 

・屋根の修理

 

屋根のズレ、割れ、反りなどがある場合は、その部分を交換するといった工事が必要です。

屋根全体の劣化が著しい場合は、屋根の葺き替えや屋根カバー工法による大規模なリフォーム工事が必要です。

棟板金や谷板金に穴が開いている場合も交換工事が必要です。

 

・外壁の修理

 

外壁素材のひび割れについては、そのひび割れ部分をコーキング(シーリング)で塞ぐことが一般的な修理方法になります。

サイディング外壁の欠けや剥落が生じている場合は、その部分のサイディングを交換するといった修理が必要です。

外壁同士の境目のコーキング(シーリング)が劣化している場合は、古いコーキングを剥がし、新しいコーキングを打つ、打ち替え工事を行います。

ひび割れ修理等を行った場合は、その部分だけ目立ってしまうため、仕上げとして、外壁全体の塗装工事も検討します。

 

・ベランダの修理

 

ベランダは、外壁や腰壁部分にひび割れがあれば、外壁の修理と同様にコーキング(シーリング)で塞ぎます。

ベランダ床の防水層は、10年ほどで劣化するため、劣化が著しい場合は防水工事が必要です。

防水工事には、ウレタン防水、シート防水、FRP防水の3種類がありますが、戸建て住宅では、FRP防水が採用されていることが多いです。

笠木の部分はコーキング(シーリング)の劣化の場合は、打ち替え工事で対応できますが、雨漏りにつながるほどであれば、笠木自体が劣化していることもあります。

この場合は、笠木の交換工事を検討します。

排水口が詰まっている場合は、その詰まりを直します。排水口自体が劣化している場合は、排水口の交換や改修ドレンの設置するといった修理を行い、スムーズに排水される状態に戻します。

 

・サッシ周りの修理

 

サッシ周りの外壁にひび割れが生じている場合は、コーキング(シーリング)によって塞ぎます。

また、サッシと外壁の境目のコーキングが劣化している場合は、古いコーキングを剥がしたうえで打ち替え工事を行います。

 

・雨どいや排水溝の修理

 

雨どいや排水溝は、枯れ葉やゴミにより詰まっていることもあるため、詰まりの原因を取り除きます。

また、雨どいや排水溝自体に劣化症状がみられるときは、雨どいや排水溝の交換工事も検討します。

この場合は、ゲリラ豪雨を想定して、より排水能力の高い雨どいや排水溝に交換することも検討しましょう。

 

ゲリラ豪雨による雨漏り被害に遭ってしまった場合の対応

 

ゲリラ豪雨による雨漏り被害を受けてしまった場合は、応急措置を行い、雨漏り修理業者に修理の依頼を行いましょう。まず、応急措置としてどのようなことを行うべきなのか解説します。

 

・雨漏り被害の応急措置

 

室内で、雨漏り被害を発見したら放置せずに、すぐに対策を講じましょう。

天井などから床に雨水が滴る場合は、床を拭くだけでなく、バケツなどで雨水を受け止めましょう。

2階で雨漏りが生じ、床が水浸しになるようだと、1階にも雨漏りが広がってしまうので、注意しましょう。

小屋裏に上がれる場合は、小屋裏で雨漏りが生じている部分に吸水シートを敷くといった対策も検討しましょう。

窓や壁からの雨漏りの場合は、水が滴る部分にぞうきんや布を当てて、定期的に絞ったり、ぞうきんや布を交換するなどして対応しましょう。

 

・家具や家電が雨漏り被害を受けることを防ぐ

 

家具や家電が雨漏りを受けてしまうと、家具自体がダメになったり、家電の故障につながってしまいます。

家具や家電を移動し、雨漏り被害を受けないようにしましょう。

 

・電気のブレーカーを確認する

 

電気のブレーカーを確認し、ブレーカーが落ちている場合は、コンセント付近に雨水が染み込んだために、漏電ブレーカーが作動した可能性があります。

その部屋のコンセントは使わないようにし、電気工事店などに点検や修理を依頼しましょう。

 

・雨漏り被害の応急措置でやってはいけないこと

 

雨漏り被害の応急措置で絶対にやってはいけないことがあります。

室内側で雨漏り部分をふさいでしまうことです。

室内側で雨漏り部分をふさいだ場合、その裏側では、雨水が排水されずに溜まってしまい、別の部分に雨水が流れていきます。

その結果、他の部分から雨漏りが生じてしまい、雨漏り被害が拡大してしまうわけです。

 

雨漏り被害は室内側で塞いで止めようとしていても、意味がありません。

屋根や外壁といった雨水の侵入個所の不具合を修理しない限り、根本的な解決になりません。

 

・雨漏り被害状況の記録を取っておく

 

雨漏り被害の応急措置と同時に、雨漏り被害状況の記録を取っておきましょう。

具体的には、雨漏りが生じている様子をスマホのカメラなどで撮影しておくことです。

雨漏り被害が、台風などの自然災害が原因で生じた場合は、火災保険の保険金を請求できることがありますが、その際は、被害状況の写真などの提出を求められるからです。

また、雨漏り修理業者に、被害状況を説明する際の参考にもなります。

 

まとめ

 

住まいの総合病院は、兵庫県尼崎市や東大阪市で雨漏り修理、水漏れ修理、外壁塗装、屋根塗装工事などの住宅にまつわる総合的な補修やリフォームの工事を手掛ける職人直営のお店です。

中間マージンが掛からないので、本当に住宅のリフォームに必要な費用だけで工事を行うことができます。

ゲリラ豪雨が多発している昨今では、雨漏り被害の相談が増えています。

雨漏り被害を受けてしまった方や、ゲリラ豪雨に備えて家の修理を行っておきたい方は、お気軽にお問い合わせください。

 

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